前回の続きです。(^^;主に材料の話とか…
「師走が近づいてきました」で始まったvol. 1でしたが、
ついに師走になるまで連載してしまった(笑、今回です。
テディベアの高価な材料は生地だけではありません。
これも作り手側のこだわりが反映されますが、
例えばテディベアの表情に大きく影響する瞳の素材も
ガラス製のグラスアイ(職人さんの手作り)やアンティークボタン等、
選ぶといろいろあります。
上記よりお手頃なプラスチック製アイもありますが、
(子ども向けのベアには安全性の高いプラスチック製が選ばれます)
私はグラスアイの雰囲気が好きなので、少々お高いのですが
気に入った作品に仕上げるためにグラスアイを選びます。
刺繍糸も丈夫で色がきれいな素材を選んだり、ベアを装飾する
リボンやレースも味のあるアンティーク品にこだわったりすると
材料費はどんどん高くなります(^^;
現行品の素材を購入してアンティーク風に加工する方法もあります。
アンティーク加工には興味があるので、
これから少しずつ試していきたいと思います。
他に普通のぬいぐるみとは違う雰囲気を出す要因があるとすれば、
手に取った時、置物のような ほどよい重量感があることでしょうか。
テディベアの詰め物もいくつか種類があり(綿、木毛、ペレット等々)、
その内容や詰め方によって作品に様々な個性を与えることできます。
ただ詰めるだけでは魅力のある作品には仕上がらなくて
同じ人が同じ型紙で同じように作っても、全く同じモノにはならない
というのがテディベア作りの面白さでもあります。
どんな素材にこだわって作るかは作家様それぞれで、
それが作品の持ち味になっていきます。
せっかく時間をかけて作るのだから、自分の気に入った素材で
ひとつひとつ思い入れのある作品をつくりたい…
素材に囲まれて作品づくりを考える時間は至福のひとときです。
作品づくりのために学べることもまだまだ沢山あるはず...
本だけでなく、人との出会いでも様々なことが学べます。
Capra PACCOの作品たちもそのような過程を経て、
少しずつ生み出していきたいと思います。
(細~く長~く続けて... ←ひとり言)
そうやって生まれた作品が自分や他の誰かの傍にあって
そっと寄り添ってくれる存在になれば嬉しいと思い、
日々チクチクと針を進める私です。
まずは目標50体(単純に最小ロットで作ったブランドタグが50枚)
のんびりあせらずいきたいと思います…
ベアに瞳を付ける際に使用する長いぬいぐるみ針は
普通の針山には収納できないので、
自作したニードルブックを使っています^^
黒いマチ針は、ベアの瞳の位置を決める際
仮目として使用します。サイズもいろいろ...
vol. 5まで続いてしまいました(/_\)
お付き合い下さった皆さま、長々とありがとうございました!
引き続き通常どおりのブログに戻りますが、
どうぞよろしくお願いします^^